2005年02月01日(火) |
真似下電器産業、国産ワープロ潰し1段階目に成功 |
松下電器産業が持つとされるアイコン操作の特許権についての訴訟で、 東京地裁は松下の主張を認め、ジャストシステムの「一太郎」「花子」が 持つ機能に特許の侵害があるとしてこれらの製造・販売の中止と 製品の破棄を命じた。(*1) 松下が求めた仮執行は退け、ジャストシステムは即刻控訴しているので この判決は発効されず、また、来週10日発売の新版も予定どおり発売 されるので、ひとまず安心。
しかし問題となった松下の特許、操作方法や機能としてはWindows標準 のものと全く変わらない。松下は、訴訟をするのなら WindowsのOEM 契約でPCメーカーはWindowsの特許侵害を理由に訴訟をしないという マイクロソフトとのいわゆる特許非係争条項(*2)は独禁法違反という主張 とともに特許侵害でマイクロソフトを先ず訴えるべきなのではないか。
とはいえ、一番の問題は、この判決を出した東京地裁の担当裁判長。 当初はやっつけ仕事の判決かと思ったが、この判決を話題にしている 掲示板を見たり、この裁判長名を検索に掛けてみたところ、 この「高部眞規子」と云う裁判長は原則原告勝訴で常軌を逸する判決も 平然と出している(*3)常連らしい。 高裁では機械に明るい裁判官によるまともな判決が出ることを期待。
極個人的に思うことを書くと、松下は先進性がない二番煎じ製品を 多く出しているという印象が強いので、よそさまの似たことをした 製品にケチを付ける義理があるのかと思う。
(*1)http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/02/01/6307.html (*2)http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1853 (*3)http://www.google.com/search?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=%8D%82%95%94%E1%C1%8BK%8Eq&lr=
(2005/2/6追記) こんなサイトを見つけたので挙げてみる。 [ 松下電器産業製品不買運動 http://miuras.net/matsushita.html ] (松下電器の)「モラルハザード」という語に対して、まさにそうだなと いう感想なので挙げたが、不買はしても不使用はしない。既に買って しまったものは使わないほうが損だし。
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