月。
DiaryINDEX|past|will
深夜の突然の電話
『泊めて』
かなり酔っ払っている彼からだった
もう二度と会うこともないと思っていた 泊めてと言われて断れなかったのは 私の意志の弱さ
数十分後に彼は やって来たけれど 今までと同じ言い争いを繰り返すだけで 私たち二人の間には もう何も生まれないことを思い知るだけだった
止まらない涙と ごめんねと何度も繰り返す彼の言葉だけが 悲しいほど部屋の中に残るだけなら もういらない
今まで 無駄な出会いなんてないと思ってきたけれど 出会わなければよかった 私たちは
|