月。
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笑っていない自分に気付く
私という存在は彼にとってたいせつな人であるのかも知れない だけど彼の傍で笑顔でいられる自分でないことは はじめからわかっていたことだった
こわいと言い続けて彼の手を離せずにいたけれど いい加減きちんと線を引くべきだと いい加減彼の手を離すべきだと
何度同じことを考え続けているのだろう 何度同じことを繰り返したらいいのだろう
誰にも彼の存在を言えないのは 彼をほんとうに好きではないから
彼と一緒に居ても 彼と話しているときでも いつでもあのひとと比べている
あのひとだったら
こうやって聞いてくれる こうやって相槌を打ってくれる こうやって私を安心させてくれる
いつでもぼんやりと考えている
こんなのおかしい 一緒に居る意味なんてない 彼を好きだなんて言えない
こわいけれど もうこれ以上は苦しくなるだけだ もうこれ以上は彼を追い詰めるだけだ
手を離さなければ だけどこわくて堪らない
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