月。
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情けなくてくやしくて 抑えきれず涙が零れ落ちそうになって 慌てて席を外した
彼の姿を見て 安心してしまったからかも知れない
まだまだ修行が足りない
もう随分経つのに ぴよぴよのヒヨッコで ふわふわと渡り歩いている私を この数ヶ月間、優しく見守ってくれた彼
出来ることなら 彼の手を掴んで引き寄せたかった 抱き締めてくちづけたかった 彼に触れたかった
それすらも出来ないなら いっそ出逢わなければよかった
女でなんて生まれて来たくなかった
抱き締めたくても抱き締められない そんな切ない想いを抱えたまま 彼の傍に居たかった
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