月。
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2002年07月30日(火) 最低。

「杏さんが言えないなら、俺が言う」

深夜から話し出して
何をどう頑張っても気持ちは平行線
話し合いは決裂

早朝、彼は別れを告げに来た

待っている間じゅう
身体の震えが止まらなかった

もう逢えないんだね
もう此処に来ることもないんだね
もっと一緒に居たかった

そんな言葉をぼんやり聞きながら
私はただ声も出さずに泣くことしか出来なかった

私は、味方が居なくなることがこわかったから
たったひとりで頑張り続けることがつらかったから
ただそれだけの気持ちで彼の手に縋った

もうどうでもいいと思った
それでも彼を選べないのに


杏 |MAIL

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