『華奢だけれど 綺麗なラインを描いている腕・・・』そう心の中で思う彼はその言葉を絶対に喜ばない私は黙ったまま指先でそっとそのラインをなぞる『色が白くて 華奢な手・・・』そう心の中で思う彼の指先にそっと自分の指を絡める彼が優しく私の手を解くそしてそっと私の手を握り直す繋いでいないもう片方の手で私の頭を撫でる優しい温もり