月。
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3日間家を空けている間に 葉書が届いた
父からだった
誕生日に贈った薔薇のアレンジメントのお礼 そして父の気持ちがそのまま流れるように綴られていた
「貴女もそこそこにけじめがつきませんか?」
待ち望んでいる娘の結婚 いつまで経っても気侭なひとり暮らしを続ける娘に 温厚な彼もとうとう待ち切れなくなってしまったのだろう
でも 無理かもしれない
自分の我儘で 生命をひとつ握り潰した私 そんな自分が許せない 記憶は薄れて行くけれど 許すことが出来ないのだ 時が経てば 少しは楽になるのかも知れない と思っていた けれど そんなことは無くて 悲しみの輪郭だけは年々濃くなる
だから 私は
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