月。
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2002年05月01日(水) 自罪。

3日間家を空けている間に
葉書が届いた

父からだった

誕生日に贈った薔薇のアレンジメントのお礼
そして父の気持ちがそのまま流れるように綴られていた

「貴女もそこそこにけじめがつきませんか?」

待ち望んでいる娘の結婚
いつまで経っても気侭なひとり暮らしを続ける娘に
温厚な彼もとうとう待ち切れなくなってしまったのだろう

でも 無理かもしれない

自分の我儘で 生命をひとつ握り潰した私
そんな自分が許せない 記憶は薄れて行くけれど 許すことが出来ないのだ
時が経てば 少しは楽になるのかも知れない と思っていた
けれど そんなことは無くて 悲しみの輪郭だけは年々濃くなる

だから 私は


杏 |MAIL

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