+ + DAYS + +

2004年08月12日(木)

知識はせまく深く。

サッカーの予選、始まりましたね。
でも、興味のない人には、なんのことやら。
以前にも登場した、係長Jさんと入社3年目の青年Y氏。
その会話は、仕事も一段落して余裕綽々のJさんと、お仕事真っ只中、パソコンにかかりっきりのY氏との間で始まった。
Jさん「サッカー始まったね。観た?」
Y氏「え? なんすか?」
Jさん「なにって、なに〜、オリンピックの予選だよ!」
Y氏「ああ、予選」(どうでもよさそうな顔)
Jさん「この非国民! そんなことでどうするっ。男子の予選も今夜なんだぞ!!」
Y氏「(仕事をしたまま)そうなんすか」
この辺りで聞き耳を立てていたその他大勢がクスクスと笑い始めた。
そのせいだかなんだか、
Y氏「対戦相手ってどこなんですか?」
ぶっきらぼうだが生真面目なY氏は、一応問い返してくる。
Jさん「#%$&¥!」
ちょっと遠かったので、ワタシにはよく聞こえなかった。
あれ? どこなのかなと、ワタシも顔を上げた途端、
Y氏「え? 川越??」(心底驚いた様子)
川越! なんで日本の一市町村が?!
Jさん「そんなローカルな試合なのかよ!!」
オリンピックだってば、Y氏。そこからもう、上の空だったのね…。

正解:パラグアイ

それから間もなくのち。
話のつながりはわからないのですが。
Jさん「オードリー・ヘプバーンて知ってる?」(もう帰り支度をはじめた)
Y氏「(やっぱり仕事をしたまま)いや、知らないっス」
Jさん「え〜、知らないの? 『ローマの休日』とかね、観たほうがいいよ。けっこういい映画だから」
Y氏「はあ。ベスパとか乗ってるやつですか?」
Jさん「そうそう。知ってるじゃない。あれでサルの口に手を突っ込むとこがあってさ、可愛いんだ、オードリー」
…Jさん、真実の口はサルじゃないよ。神様です。
ワタシのココロの突っ込みにも気付かず、
「憧れるよね、可愛いよねえ」
つまり、オードリーはキミの好みのタイプということかい。
へえ〜。
すると、珍しくY氏がわざわざ向き直って、身を乗り出す。
Y氏「あれ、知ってます? 燃料作るの大変なんすよ」
ワタシとJさん「え???」
Y氏「エンジンが2サイクルだから、ガソリンとオイルを混ぜて作る−」
Jさん「まだ、ベスパなのかよ!!」
あはははは。

彼の知識はせまく深い。
そんな彼も、ワタシと同じAB型。
変わり者と呼ばれるAB型…。




 ← さかのぼる  今まで書いたモノ  先へすすむ →

GORONYAへもどる +

↑RANKING
My追加