2004年07月10日(土)
今日は写真とフィルムの話です。 興味のない方、ごめんなさい。
フジフイルムから「フォルティア」というリバーサルが限定発売されます。 夏季限定の鮮烈な色です。 ベルビアよりスゴイ。らしい。 派手好きなワタシとしては、すでにヨダレがだらだらという感じです(笑)。
ここのところ、ずっとモノクロだったので、 夏はカラーに戻ろうかと思います。 モノクロも続けますが、「色で残す」というのも忘れちゃイケナイとこです。
細かいディテールよりも、まず最初に目に飛び込んできた色。 そこから目をこらして細部を確認する。 そういう作業から写真を始めたので、やっぱりカラー派なんだと思います、ワタシ。 でも、結局、色に踊らされてた部分もあって。 まず色。興味をひかれても色がなければ撮れないとか、 色さえあれば(目を引けば)意味はなくてもいいとか。 「何のために撮るのか」。 自分の写真がつまらくなるほど悲しいことはないじゃない。 写真に限らず、何でもそうだと思うけど。 勉強でも、スポーツでも、恋愛でも。 「何してんだろ、ワタシ」って、ふと我に返る。 「色以外に何があるんだよ、ここに?」。 悲しかったよ、本当に本気で。 それで、撮る意味を知るために、モノクロにいってみました。 モノクロは被写体とコントラストが全てだから。
最初はつまらなかったんだけど、正直。 でもシンプルで、深くて、好きになった。 変な言い方だけど、 モノクロで撮った写真は、 「どうしてそれを撮ったのか」をすべて説明できる。 それが嬉しいというか。 考え方が変わったんだと思う。 ワークショップで先生が、 「モノクロが好き。永遠な感じがする」と言っていた。 彼が英語ではどんなニュアンスで話したのかわからないけど、 彼の写真はカラーがとても印象的なのに、こういうセリフをきいたので、 やっぱり色以外の魅力が写真にはたくさんあるんだなと思った。 たとえば、枯れた花はカラーでは撮れない。 撮りたいと思ったこともなかった。 でもモノクロなら自然とレンズを向けてる。 「枯れる」「死ぬ」、そういう重さとか、摂理とか、 当たり前にある時間の流れとか、 そういうものを撮れる気がする。
でも。カラーにもやっぱり色の訴えるものがあるよね。 ダイレクトだし、未来がある感じ。「永遠」とは違う意味でね。 今、カラーで撮ったら、どうなるだろう。 ちょっと自分の写真に興味がある。 何を、どんな色で残すのか。 フォルティアの発売、楽しみです♪
カラーつながりで、 やっとポラのフィルムも申し込めました。 ポラスタでアウトレットが出るのを待ってたんだよ〜。 まともに買うとホントに高いんだもの。 これで6本確保。夏は間に合いそうです。
FUJIFILMの「フォルティア」のご案内♪ http://www.fujifilm.co.jp/ppg/fortia/
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