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2004年07月02日(金)

そこにカメラがある限り。

また長いこと、日記サボッてました。
まったく最近のワタシときたら、
すっかり心を奪われた恋する乙女状態。
アッチコッチと手が回らないのよね。
でも。
今日、ワタシの人生で最大かつ最高のイベントが終了し、
やっと一息。
そして、寂しいような、これからが楽しみのような、
複雑なココロです。

写真のワークショップに参加してきました。
参加者中、ワタシが1番の筋金入りのドシロウトで、
はっきり浮いてたね。
参加者は抽選で選ばれたので、写真の実力とは関係ないハズなんだけど、
ワタシ以外は立派な、前途ある若きフォトグラファー達でした。
今は写真を生業にはしていないけど、
取り組む姿勢や目指しているものが、そのまま写真に現れていて。
ほんと、帰りたくなったもんね、ワタシ。

好きだというだけでは、撮りたいものを撮ることは出来ない。
好きという気持ちだけで写真を撮っている、
つまり単なる趣味でしかないワタシにとっては、
とてもツラく重い言葉であり、難しいカリキュラムだった。
自分の作品を皆の前でプレゼンして批評をきいたり、
限られた、わずか5分の間に自分でセッティングして、
モデルさんを使って撮影したり。
それも先生他ギャラリー多数(写真家のタマゴ達)がまわりを取り囲む…。
生きた心地がしなかったよ、いえ本当に。

だけど。
本当に楽しかった。
素晴らしい体験だったと思う。
ワタシがどれほど「立派なドシロウト」であるかは、
課題を批評してもらったときに先生もみんなもわかったようで、
カリキュラムが進むに連れてどんどん落ち込んで行くワタシを、
むしろフォローしていただいて。
参加したメンバーも、スタッフも、とにかく皆気さくで真剣。
とくに、初めて講師を務めたという先生は、
誰のどんな写真に対しても、生徒のどんな質問に対しても、
丁寧に誠意をもってアドバイスしてくれた。
仕事でしているんだから、それが当たり前といえば当たり前なんだけど、
逃げ腰だったワタシには地獄に仏。
うん。いい表現です(笑:地獄を作っているのも先生だが)。

好きなだけではダメだということも、身にしみました。
モデルさんに助けられてどーするよ、カメラマンが。
セッティングも結局、先生がしてくれたし。情けなさすぎだろ。
間違いなく、1番手のかかる生徒だったよ…。
知識と技術と度胸。この3点セットは重要っス。
いつか、本当に撮りたいものを撮れるようになるために、
もっともっとガンバローと思った。

2時間もオーバーしてワークショップが終了した後は、
ご機嫌な先生の一声でカラオケへゴー!
終電に間に合うぎりぎりの時間まで楽しみました。
そこで、別れを惜しみつつ、
みんな昨日までよりもっと高い目標を見据えている感じだった。
もちろん、ワタシもね。
ツーショットのポラに、先生が書いてくれたメッセージ。
NEVER STOP TAKING PICTURES.
その言葉通り、そこにカメラがある限り、楽しんでいこうと思う。



もっとも敬愛するフォトグラファー、今回の講師ケビンのサイト。
http://kevinwestenberg.com/





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