「月刊アフタヌーン」2007 7月号
「おおきく振りかぶって」第45回「５回戦 ４」感想

→美丞大狭山戦３回裏、西浦の攻撃は水谷くんから。
　今回は西浦が読み勝ってる。先頭打者水谷くんは内野を抜けるヒットで出塁。
　泉がさらに男前でさあ！　
　水谷のヒットは、ベンチの泉から「脇しめろ！」ってかけられた声がきっかけになってるし。
　バントの指示が出た次の打者三橋に対してベンチの阿部が‘ゆび　気を付けろ!!’と騒いで(?)るのを背で感じた泉が、
（るっせえなあ）（指なんか言われなくても気ィ付けるっつの）
と反論してる顔も好きー。もー阿部の変わらぬ余計なお世話っぷりに笑う。

　応援席で呂佳さんに合流した河合先輩が、じりじりと裏狭山の核心に迫ってる。河合先輩の指摘に動揺する呂佳さんが、
「お前　もうウゼーからどっか行け」
　……って呂佳さんこどもみたいよ？　そんな呂佳さんの態度にも全然こたえない様子の河合先輩は、やっぱキャプテンだなあと感心する。応援席でも心理戦、の様相にハラハラするよー。
　呂佳さんとアイコンタクトとる倉田捕手がなんか切ない。点差詰められたらいったいどんな指示が出るんだ？　

　狭山戦のキーパーソンは阿部、キーワードは信頼、だと思うんだけど、どうだろう。
　このあたりの手応えを文章にしたいんだけどまとまらない。
　ひぐち先生は繊細な関係性や微妙な心理をすごいうまくすくい取って試合（試合前も含めて）に織り込んで読ませてくれてる感じがするんだ。まさにそこが好き！　←

嶋田 ｜HomePage