感想兼日記
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2006年09月26日(火) 2006 11月号 「おおきく振りかぶって」感想

「月刊アフタヌーン」2006 11月号
「おおきく振りかぶって」感想、ネタバレ!

埼玉戦続き。
 先月号最後のコマに呂佳さん登場。それを受けて、今月あたまは呂佳さんがビデオ係とおぼしき父兄から「仲沢コーチ!」と呼びかけられる場面から。
 呂佳さん仲沢っていうのか! とか
 埼玉投手、イッチャンの背水の陣のふんばりとか
 5回表の田島のファインプレイと「ナイピッチ!」はほんとかっこいい! とか
 それを内心指摘してる栄口くんの細やかさがまたすてきなんだよなーとか
 オレはなれてるぜ の泉くんに喝采を送りたくなったりとかとか。

 そして花井くん受難の巻かな。
 平たく言って優等生な花井くんだから、田島という大きな存在と比較される、あるいはポジションを争う、というような葛藤は、いづれ解決してしまうだろうと信じて全く疑ってなかった。
 けれど、今月の三橋との会話の中で気付いていく過程にはなるほど、と考え込まされた。
 花井の力量もさることながら、これはモモカンの思惑通りにコトが運んだってわけだよね。モモカンの人心掌握術恐るべし。

 71頁、三橋に対して声を荒げる花井くんの様子に、モモカンは内心「ヒトコト声かけるか?」と考えている。しかし「イヤ ガマンガマン! 本人せっかく煮詰まってるんだから、水さすのはやめよう!」と静観。ガマンするのか!
 ここ。モモカンは初めから意図していたとはいえ、花井くんの心境を察知して、大げさに言えばそのコントロールに成功してる。
 わたしだったら、声をかけようとしても何てかけたらいいか分からずに結局黙っている、という結果は同じでもものすごく消極的な道をたどってしまうだろう。うーモモカンすごいよ。尊敬。

 そして5回終了後、グラ整(グラウンド整備?)に飛び出していく三橋を止めようとして間に合わない阿部の独白「アタマくンぞ…」が もーさいこーにかわいいんだ。
 それを見て三橋を連れ戻しに行く苦労性・花井とのやりとりがまた もーーっ…………思わず(報われねーな阿部!)と肩をたたいてあげたくなるんだよね〜〜っっ


 今日は忙しくてキリキリしてたんだけど、連中を読み返してたら疲れが吹き飛んでしまったなー。

20:04


嶋田 |HomePage