土方聖架の日記

2011年05月26日(木) アデューレジェンド

所謂覇王体系リューナイトパラレルワールド。
テレビシリーズ終盤に負けず劣らず突貫で視聴終了。(まあ途中でガル欠乏に陥ったときに中断してましたが)

ただ、テレビシリーズで大好きな世界やキャラの想像の幅を広げるという意味では役に立ったんだけど、OVA単体ではちょっと自分には足りなかったかなと思う。
人魚族の話までは、わりと「この世界はこんなだよ!」っていうテイストがあったけど、それ以降はなんかラスボス一直線、の割に尺長ェ!という気がしてちょっと見てて退屈した所がなくもない…
レジェンドは1も2も最終話で「これが作品テーマだ!」みたいなフレーズが出てくるんですけど、そゆのはあまり台詞では表現しない方がいいよってのはゲド戦記アニメで思い知っていたのでその辺でも萎えたかもしんない。

決して出来は悪くなく、寧ろいいとは思うんだけど。
なんとなくアデューやパッフィーの行動を追うのに手一杯で他に気が回らない印象。

星山さんのシナリオ講座によると、「第三者視点」ってのがキモなんだそうです。Aという人物がBという人物に行動してるときに、傍で見ているCという人物(いない場合は視聴者かな)の視点。確かにこの視点があるかないかは物凄く大きいなと思うんですわ。第三者視点がなかったり足りなかったりするとその脚本家ワールド!!で、そこに僅かでも入れないと締め出される感じがする(種系に顕著)。
星山作品はこの第三者視点のおかげで別にギャグを意識しなくても自然とボケツッコミが成立して楽しいことが多いんですよね。OVAは予告がギャグ調だったけど結構無理矢理だった印象があったので、多分この第三者視点が足りなかったんだろうと思ってます。

まあテレビシリーズも特にサブキャラ(月心やグラチェスやヒッテル)を生かしきったかというと疑問が残るんだけど、少なくともキャラとして立ってたからヨシ。

まあヒュントとイクズスは悩める時代をすっ飛ばして爽やかに復活したガルデンみたいでちょっと笑えた。や、まあ彼らは魔族なのでこんなもんだろう!(笑)なのでこの二人はやっぱりお気に入りだったりする。

そんな感じのアデューレジェンド。さて後は映像特典系を見たらゆっくりテレビシリーズを一から視聴するか…(え)

追加:総集編見たら割とキャラのナレーションで心情補足があって、スマンこれを素直に作品で表現してくれたらかなり違ったのにと思った…
行間から読み取れた人はOVAファンになれるんだろうなー。私は行間からは妄想しか生まれない(駄目じゃん)


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