土方聖架の日記

2010年09月25日(土) 醒めた炎

中国船長釈放に怒りまくり、ガッツリと幕末明治を読みたくなったので「醒めた炎」を買うことにした。いや買おうと思ってたけどふんぎりが今までつかなかったのさー。

しかしこの木戸孝允本。
ハードカバーは京極夏彦に張る分厚さ。
なので文庫が欲しいのだがこちらも絶版の上。
4巻の古本価格が半端なく高い。定価750円が一万円以上だぜ。3巻まではそれなりに普通の値段なのだが、4巻は参考文献が列挙されてあってそれで市場に出ないんだとかナンとか。
ハードカバーでいいかと思っても何故か下巻がなかったりする。

以上はネットの成果だが、ふと思い出した。
幕末長州にかけては全国区で有名なマツノ書店が市内にあるじゃあないの…
で、そこのホームページ見たらしっかりハードカバー上下巻が在庫あって(検索には引っかからなかった)、そのまま頼んでもいいけど直接行けば文庫もあるかしらと行ってみた。かーなーり久しぶり。昔は漫画もあったんだけどな(笑)

「醒めた炎って本ありますか?」と言ったらさくっと出せる辺りに惚れた(笑)
この本は文庫もありますよ、って言われたんだが、そのほうがいいですありますか!?って鼻息荒く詰め寄ったらあらーちょっと前まであったけど売れちゃってたわな返答で終了。く、いつならあったんだろう…
まあハードカバー上下で7000円は良心的なお値段ですきっと。
ちなみにマツノさんは文庫4巻の異常値段は知らなかった模様。いくらで売ってたのか…


そんなわけで醒めた炎ゲット。しみじみ読みつつも日本外交に高杉晋作か大久保利通呼んでこい!とうがうが思う今日この頃であります。

しかしマツノ通信って小冊子を貰ったんだが、裏表紙に相撲番付のパロで「防長非凡人番付」ってのがあって、技術系の大関が大村益次郎なのさ。
誰だこの蔵六先生を差し置いて横綱として君臨する岡研介さんて、と色々びっくり。ちなみに思想系の横綱は当たり前に松陰先生です。しかし知らない名前ばかりで地域史も奥が深いぜ。


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