愚痴日記

2025年01月25日(土) 常備本

 現代における「老い」の問題は実に深刻である。それがどんなに大変なことか、ひとつのたとえ話をしてみよう。

町内の運動会に参加。五百メートル競争に出て、必死になって走り抜きやっとゴールインというところで、役員が走り出て来て、「すみません八百メートル競争のまちがいでした。もう三百メートル走ってください」などと言うとどうなるだろう。最初から八百メートルと言われておれば、もちろんそのペースで走っている。五百のつもりで走ってきたのに、それじゃ話がちがうじゃないか、だれがあと三百メートルも走れるものか、ということになるだろう。

現代の老人問題にはこのようなところがある。

               『老いのみち』 河合隼雄 より




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そのとおり。

関節が痛いのも、白内障になるのも、生活習慣病になるのも、そして認知症になるのも全部、長生きするから。
それにつきる!!





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