うちの場合・・・
親が話しかけても全くの無視で何の返事もしない 父親の帰宅した車の音を聞いただけで テレビを見ていても 食事の途中でもあわてて2階に上がってしまう 専門学校に行く時だって 授業料の納付期限1週間前になってから 親に「かね」と言う始末 専門学校の経理担当者とローンの話までしていたらしい その担当者に「ご両親に相談されてはどうですか?」と言われて やっと私たちに話す気になったようだ それでも たった一言 「かね」 こんなふざけた物言いがあるだろうか? そういう積み重ねがあって とうとう父親がブチ切れ 「今月中にこの家から出て行け! いつまでも親を頼りにするな 自分のことは自分でしていけ!」
娘もそう言われて 父親とはとうとう一言も言葉を交わさずに出て行った 私の目の前で正々堂々と、住所も告げずに・・・ しかも親に捨てられたから私も親を捨てると言い残して・・・ ダンナに言わせれば 親が背中を押してやらなかったら あいつはいつまでたっても家から出て行く事はできない これでよかったんや 2度と家に帰らん覚悟がなかったら この先 女ひとり生きて行かれへん! でも もし困って何か言ってきたら その時は手を差し伸べる用意だけはしといたらいい
それでも女親というのは 視野がせまいのか、目先の悲しさばかりにとらわれている 北朝鮮に拉致された 横田めぐみさんや有本恵子さんのお母さんたちは理性的だ 感情的な気持ちは長い歳月の中で押し込めたのだろう ある日 突然 娘がいなくなる・・・ この現実とどう向き合うのか・・・
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