今日からお彼岸なのでお墓参りに行った。 両親とも亡くなっているが、訳あって別に眠っている。 今日は せっかちだった父のお参りに行った。 母のお参りには24日に行く予定をしている。 私の両親は離婚した。いわゆる熟年離婚。 子供は3人いて、3人ともそれぞれ家庭をもっているが それなりにショックなできごとだった。 私は中学生の頃から両親がキライだった。 いつも怒っている父。 いつも愚痴ばかりの母。 だから私は、学校の休みがイヤだった。 家にいるのがイヤで、何より母の愚痴をきくのがつらかった。 今なら、母の辛さや悲しさを理解できるが、その頃の私には 親を嫌いになる材料にこそなれ分かってあげることはできなかった。 結婚してからも、パートに出てからもパート先に、 母は愚痴を言いにやってきた。 そこまでしなければならない程、父は母にきつかった。 私は女だから、男である父の苦悩は分からない。 父もまた何かをかかえていたのだろう。 ただ私は結婚して、子供ができ、その子が大きくなった時に 父親であるダンナの愚痴だけはいうまいと、かたく決心した。 その決心は守っているが何故か娘にはきらわれている。 因果応報、自分が親を嫌ったから、自分も嫌われている。 と いうことは、私も死んでから分かってもらえる。 人間、年をとればとるほど、親の存在が大きくなるような気がする。
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