FROM PEARL

2003年03月08日(土) 戦場のピアニスト

水曜日は息子とのデート曜日。今回は映画が観たい、とのことで、
「ワンピース」というアニメと、「戦場のピアニスト」の2本を一日で観てしまいました。

「ワンピース」って、子供の観るものなのだと思っていたので、
初めてになるのですが、これがどうして意外にも結構楽しめちゃったのです。
とはいえ言葉使いが、ちょっと汚くて独特で、一緒に頑張って同行したバーバには、ちっとも判らなかった・・・と半分寝てました。笑。

そして、会場中大人ばかりに息子一人の子供が目立った
「戦場のピアニスト」
満席の中、最後の最後までしっかり息子は観ていました。
その後も、何か心に感じたようで、ワンピースのほうが面白かった、と言いつつも、出てくる言葉は、戦場のピアニストのことばかり。

今日も、あの時あのひとはどうしてああしたの?
とか、あそこで、あれはどうのこうの・・・
と、しきりに映画の話題をしていました。
事実、ヒーローが悪ものを捕まえてハッピーエンドという
お話ではなく、ご覧になった方はおわかりだと思いますが、
戦争の様子を克明に描き、主人公がひたすら逃げて逃げて・・・・
子供の頭では、で、どうなったの????
クエスチョン、クエスチョン・・・だったようです。
大人でも考えさせられる映画ですから当然ですよね。

でも、このクエスチョン・・・はとても大きな意義があり、
つれていって正解だったなぁ・・と思いました。
戦争の怖さ、ひどさ、こんなことをやってはいけないんだ、という
気持ちを視覚で受け取ってくれたのではないかと思いました。

それにしても、終わった直後のせりふが、
「ドイツ、にくい!」
今は違うんだよ、と説明してほっとしていたので、
どうして?と聞くと、
今体育の授業で作っている自分のサッカーチーム名が
「ドイツ」なんだそう。
あんなにくい嫌な国の名前を付けてしまったのか、
カーンってあんな国の人なのか、と
真剣に考えてしまったらしいのです。

ストレートに感じる子供だから、現代と映画の時代の
時差がわからなくなるのでしょうね。


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