水曜日は息子とのデート曜日。今回は映画が観たい、とのことで、 「ワンピース」というアニメと、「戦場のピアニスト」の2本を一日で観てしまいました。
「ワンピース」って、子供の観るものなのだと思っていたので、 初めてになるのですが、これがどうして意外にも結構楽しめちゃったのです。 とはいえ言葉使いが、ちょっと汚くて独特で、一緒に頑張って同行したバーバには、ちっとも判らなかった・・・と半分寝てました。笑。
そして、会場中大人ばかりに息子一人の子供が目立った 「戦場のピアニスト」 満席の中、最後の最後までしっかり息子は観ていました。 その後も、何か心に感じたようで、ワンピースのほうが面白かった、と言いつつも、出てくる言葉は、戦場のピアニストのことばかり。
今日も、あの時あのひとはどうしてああしたの? とか、あそこで、あれはどうのこうの・・・ と、しきりに映画の話題をしていました。 事実、ヒーローが悪ものを捕まえてハッピーエンドという お話ではなく、ご覧になった方はおわかりだと思いますが、 戦争の様子を克明に描き、主人公がひたすら逃げて逃げて・・・・ 子供の頭では、で、どうなったの???? クエスチョン、クエスチョン・・・だったようです。 大人でも考えさせられる映画ですから当然ですよね。
でも、このクエスチョン・・・はとても大きな意義があり、 つれていって正解だったなぁ・・と思いました。 戦争の怖さ、ひどさ、こんなことをやってはいけないんだ、という 気持ちを視覚で受け取ってくれたのではないかと思いました。
それにしても、終わった直後のせりふが、 「ドイツ、にくい!」 今は違うんだよ、と説明してほっとしていたので、 どうして?と聞くと、 今体育の授業で作っている自分のサッカーチーム名が 「ドイツ」なんだそう。 あんなにくい嫌な国の名前を付けてしまったのか、 カーンってあんな国の人なのか、と 真剣に考えてしまったらしいのです。
ストレートに感じる子供だから、現代と映画の時代の 時差がわからなくなるのでしょうね。
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