The color of empty sky
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一緒に暮らしている男は帰りが遅い。 それを待ちながら私は、本を読み洗濯をしパソコンを弄って、天ぷらを揚げてキッチンで一人酔い潰れる。 しんどいので別れて下さいと告げたら、好きだから別れたくないと抱きしめられて返す言葉がない。 このまま一緒になり、家庭を築き普通の幸せを手に入れることになるんだろうか。 何人の人とこういうやり取りを繰り返したのかもう忘れてしまったけれど、実を結ぶことはなかったというのが唯一残る事実。
何の為に人を愛し尽くすのだろう。 人と触れ合うたびにその疑問が私の心を不穏にする。信じるということを私は忘れたのか、そもそも知らないのだろうか。
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