小学生ころ、寝ていると怖い夢をみる。
「怖い夢をみた」と言って抱きついてくる子供たち。
そっと、抱きしめる。
けれども、私が小学生のころは抱きしめてもらえなかった。
だから、寝る前、死ぬことが恐ろしくてしょうがなくなる。
こうして死についての詩を書き続けているのは、そのためだろう。
過去を変えることはできない。
だから、人のために何かをしよう。
多くの人を抱きしめるために何かを。
ヨハネ伝の一粒の麦、『葉隠』の「武士道とは」と出会って心に残ったのは、多くの人を抱きしめることを教えてくれたからだ。
いま、わたし、そしてこの場所で。
智慧は人を恐怖から笑顔へとつなげてくれるもの。
人生を教えてくれるもの。