■2006年03月23日(木)
  ― 姪とお墓 ―
 先日の春分の日。新宿区某所のお寺へお墓参り。ここには父方の祖父が眠っている。祖父には会ったことがない。私が生まれる前に亡くなっちゃったからね。
 年に2回のお彼岸のお墓参りには必ず行って、心の中で祖父に話しかけるの。会ったこともないのに不思議な気分。
 「最近、こんなことやあんなことがあったのよ。まぁ、元気でやってるから見守っててね!」
 …こんな感じ。私にとっては心の中の祖父と話をするのは、少しすがすがしいような気持ちになるんだけど、一緒にお墓参りをした姪にとっては、どうもそうではなかったようで。
 姪はもうすぐ3歳、いろんなコトがわかり始めてくるお年頃。毎回お墓参りには一緒に来てたけど、たぶん今回初めて「お墓」というものの存在とそのイメージを意識し始めたみたいなの。
 「お墓=コワイ」。 ほの暗くて静かなお寺の雰囲気も相乗して、たぶん姪はそんなイメージを持ったんだろうなぁ。
 お墓のある場所までは来たけど、「さ、曾お祖父ちゃんに挨拶しなさい」と墓石の前で私が言うと「ヤダヤダ〜」って今にも泣きそうな顔で逃げ出す姪。
 「コワくないから大丈夫だよ。曾お祖父ちゃん、ここのお空の上で見守ってるんだよ」 こんな私と姪のやりとりを見て、祖父はきっと空の上でくすくすと笑っているにちがいないね。
 それにしても、子供って面白い。何かの「マイブーム」が一度訪れるとしつこいくらいにそのブームにのっかってるの。
 先月までは日本全体が「荒川静香のイナバウアー」ブームだったけど、大人社会ではそのブームはもう沈静化しつつある。だけど、子供社会ではまだまだ「イナバウアー」ブームの真っ最中みたいで、甥も姪もしょっちゅうあのポーズを真似してはご満悦なのよ(笑)。姪はおまけに「ビールマンスピンのポーズ」もマイブームらしい。
 甥と姪がかわいくてたまらない父と私は、ず〜っとカメラを手に彼らを撮りっぱなし。いっぱい撮った写真をココに載っけたいくらいだけど、実行したら「オババカ」丸出しなのでやめておきます…。




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