■2005年11月24日(木)
― アナログ ―
ホントに最近、私ったらどうかしちゃってるかしら…と思うくらいにQueen三昧な日々。BFの家に行けば、彼所有のライブDVDばかり観ているし、カラオケに行けばQueenナンバーばかり熱唱しちゃうし。 先日もQueen関連のイベントへお出かけ。 ロック史に残る名盤と言われている、Queenの「A Night at the Opera」。誕生30周年を記念して、リマスターCD&DVDが23日に発売された。その発売イベントのDVD試写会へ行ってきたの。 映画館でやったので、大きなスクリーンで鑑賞。5.1CHの音響のスゴさと音質の良さにビックリ。映像には、70年代の若き日のQueenのメンバーたち。かえって新鮮で大満足♪ 会場で販売していたリマスター盤を買って帰って、BFに聴かせてあげると、「うわぁ、音がイイ!う〜、ずるいな〜!」と、感嘆と羨望が入り混じったような声。 実はBFも半年前に「A Night at the Opera」を購入済み。こちらもいちおうリマスターではある。私が今回買ってきたのは“さらに最新リマスターによって最高水準の音質が実現”というモノ。 聴きくらべると確かに、最新リマスターでは音に深みがあって、CD特有の「高音のシャカシャカ感」が気にならなくなってる。「BOHEMIAN RHAPSODY」の一番最後の部分、銅鑼の音が全然違う!これならBFの羨望も納得だわ…。 でも昔のアナログ盤を聴きこんでいるファンに言わせると、リマスターだろうが最高音質だろうが、とにかくCDではダメらしい。 アナログLPはA面B面があって、当時のアーティストはみんな、各面の構成をよく考えてアルバム製作をしていた。だからアナログLPをCD化しちゃうと、当然「各面の構成の流れ」がなくなってしまう。それが「やっぱりナンか違うんだよね!」ってことになるみたい。 急に我が実家に初めてCDプレイヤーが来た日のことを思い出しちゃった。 私が小学4年か5年のころだから、23〜24年前。まだCDが珍しかったころ。音楽好きの父は、CDの音質の良さと扱いの手軽さの噂を耳にして、スグにCDプレイヤーを買ってしまった。 たしかにCDは扱いがラクで便利。それまで、アナログ盤を聴く時は準備がタイヘンだった。 まずレコードにクリーナーをかけてホコリを取る。針の先にもクリーナーを塗る。で、針を盤にそっと落として、A面を聴き終わると次は裏かえしてB面。そしてクリーナーの作業をまた一通り行って…。 でも今となっては、それも悪くはなかったなぁ。 好きな音楽を聴く前の、クリーナーをかける“準備作業”は、かけっこの「位置について!」と同じ感覚。胸の奥でちょっと緊張しつつも深呼吸をしている。クリーナーを丁寧にかけ終わるころには、私のココロの準備も完了…といった感じで気持ちが高揚している。そして針を落とす…。その瞬間のワクワク感は、今でも忘れられないよ。なつかしい。 今度実家に帰ったら、当時好きだった中森明菜ちゃんのレコードでも聴いてみようかな…。
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