2005年04月23日(土) |
Fate/stay night クリアしましたよー。 |
Fate/stay night 一年越しですが、なんとかクリアしましたよ。 以下感想など。 一部ゲーム内容のネタバレがありますので、ご注意くださいね。
では行きますよー。
いいですね。
ええと。 約39時間かかりましたが、コンプリートしました。
全エンディングとバッドエンドごとにあるヒントコーナーのタイガー劇場全40本まで埋めました。 画像もチェックしてみたけど全部埋めたみたいっす。 一部好感度判断があって行きにくいバッドエンド等はちょっと攻略サイト(愚者の館 様 ttp://www.foolmaker.net/)を頼りましたが。そのほかはスムーズでした。 わりと難しいエンディングへの行き方とかの情報をタイガー劇場で教えてもくれるしね。
クリアみてどうかというと。 いや面白かったなあと(しみじみ)
基本的にはビジュアルノベルというかサウンドノベル。 ジャンル的には伝奇ものかなあ。 舞台はたぶん現代か近未来の日本(の架空の町)。 剣と魔法と魔術と因縁と。 日常と非日常が交錯し。 人と人でないモノが繰り広げる一大戦闘絵巻図。
大きくいって3本のルートがあるのですが。
正当派というか表ルートっぽいセイバールート(トゥルーエンド)。 主人公ルートでもある凛ルート(グッドエンドとトゥルーエンド)。 裏というか真相ルートっぽい桜ルート(ノーマルエンドとトゥルーエンド)。
ルート制限があるため、上から順に辿っていくことになるのですが。 次第に謎の核心に迫っていく過程がなかなかどきどきしました。 どのヒロインもそれぞれがキャラが立ってるし、魅力的で良かったと思います。 (次のルートにいくと前のヒロインは攻略できないのがちょっと寂しかったりして) 立ち絵のバリエーションもすごいです。奥行きがあるし。表情くるくる変わるし。 例えば前方で主人公と凛がしゃべってるとき、後方で焼き餅を焼いているらしき桜の表情まで変わっていくので、すごくリアルというか感情移入しやすかったです。 戦闘シーンも良かったなあ。 アニメーションでなく、止め絵なのですが、イフェクトの効果も相まってすごい迫力でした。 音楽は派手ではないけど、シーンを良く盛り上げていました。なんか教会(というより言峰のテーマなのかな)の音楽とかなんだか好きですね。
絵も月姫のころと比べると塗り、量ともにレベルアップしていますね。 人物だけでなく、武器のデザインなんかも凝ってて良かったです。 女の子もより可愛くなってます。 というかサブキャラで可愛い子が多すぎ。 攻略できないのが勿体ない…。 イリヤとかタイガーとかキャスターとかライダーとか…。 あと学校の同級生たちとかねー。
それにしても、なんというかボリュームありました。 前作の「月姫」以上ですねー。 一度、桜ルートの途中までは進んでいて、今回はじめからやり直したので結構駆け足だった部分もあるのですが。 私の読むスピードもそう遅い方じゃないと思うのですけど。 それでも39時間ですよ。 テキスト量とか考えると、ちょっと目眩がしそうです。 それだけの量を飽きさせずに、むしろ気分を盛り上げていくというのは凄いよなあ。 文章はふりがな遣いが独特でちょっと癖もあるのですが、読みやすいのでそれほど気にはならないです。
それにしても、ヒロインたちだけでなく男たちも熱いです。 主人公が熱血というかほんとに正義漢なんですが、その周りには一癖もふた癖もあるような人物が揃っていて、それぞれが信じる道を貫き通すところが素敵でした。 みんな過剰なまでに強いしね。 ちょっとドラゴンボール状態というか。 この男だけでも強いのに、まだ、それ以上に強い奴がいたのか!! というか。 まあ強さでは女の子たちも負けてませんが。
しかし。 これだけ長い話を読み終えて。 なんかまだ終わった気がしないというか。 読み足りないというか。 まだまだ謎が残ってるぞーというか。 多分、裏設定とか山ほどあるんだろうなあと思うし。 (初回版についてた設定集を今日やっと読んだかぎりでも、用語解説とか世界設定とかかなり力入ってたしねえ。しかしこの設定集は人物紹介とか用語解説とかラフ画とか盛りだくさんで面白かったけど、主人公の設定が載っていないのがちょっと頂けない。主人公の身長をチェックしたかったのになあ…)
まあ多分それだけじゃなくて。 こんなに面白かったお話が終わっちゃうことに、寂しさがあるんだろうなあ。 もっといろいろなルートの話が読みたかったし。 もっと、この後の主人公たちの行く末も、もう少し長く見てみたかったなあと思うし。
まあ、今度出るファンディスクに期待しましょう。 たぶん絶対買うな。うん。
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