なんというかさ。 本好きでゲーム好きで漫画好きな私ですが。
あんまりキャラに萌えたことない。 芸能人もそんな好きな人もいないし。
そこそこ好きなら 大槻ケンジとか中谷美紀とか中島らもとか三上博史とかいるけどさ。
この人と会えるならなんでもする。 とか この本(漫画)があればほかに本がなくてもいい。 とかはないなあ。
あえていえば故人に。 小説家の中井英夫が一時期窮乏生活をされていたと聞いたとき 当時無職だった私は少しでもお金が送れたらと思った覚えがあるし。 会いたかったなあほんと。 結構偏屈というか個性的な方だったともうわさに聞くけど。 それでもいい。 あなたの書いた小説「虚無への供物」と「薔薇への供物」が好きです。 と一言でも伝えたかったなあ。 (どちらかといえば本格(変格?)ミステリとして有名な「虚無への供物」より短編集の「薔薇への供物」が好みだったりする。耽美的でシニカルでしかも構成が凝ってて美しいのだ。)
それと山田風太郎ね。 いま読んでいるのが「戦中派不戦日記」という終戦当時無名で医学生だった著者がつけていた日記なんだけど。 まだ当時は24歳くらいなんだけど。 文章がやっぱり上手い。 そして読書量がすごい。 あの戦争の当時でも冷静さを失わず、ほぼ毎日本を読み、かつ毎日日記をつけてるところがすごい。 ……まあそれもあってなかなか分厚くて読み終われないのですが。 のちに忍法帖など多くの上質なエンターテイメントを作り上げた著者の原石を見る思いがします。 この人にも一度お会いしてお話をお聞きしたかった。 対談した中島らもが憎い。いや羨ましい……。
現役の作家さんでは篠田節子が面白いなあと。 ふっと読んだ近未来SF「齋藤家の核弾頭」が好みだったので 少しずつ読んでいます。
昨日、連作短編集「女たちのジハード」を読み終わったばかりですが。 いやーいいね。 20〜30代の同じ会社に通うタイプの違う女性5人を描き分ける筆力。 先の見えない面白さ。 けっこう厚い本を2日で読んでしまいました。 一度は社会人でもあった作者のある意味分身的な子もいるんだろうと思わせるリアルさと、迷いつつあせりつつも自分なりに幸せを探そうとする女たちへのやさしい目も感じさせる力作だと思いました。
あとは牧野修が好き。SF界(かつホラー界)の鬼才。この人の世界観というか言語感覚はほんと真似できないなあと思います。 特に面白かったのは、「忌まわしい箱(箱の字がでない…)」、「MOUSE」、「だからドロシー帰っておいで」、我孫子武丸、田中啓文と共作してる「三人のゴーストハンター」とかほかいろいろ。
あと「三人のゴーストハンター」と同じメンバーがシナリオを書くというPS2のサウンドノベル「かまいたちの夜2」が激しく気になっています。 発売日2002年7月18日がとても楽しみです。 もともとスーパーファミコンで出てた「かまいたちの夜」も面白かったし、チュンソフトの出すゲームは外れなしだしね。 ふふふ。
あれ。
……萌えないといいつつ今最高に期待してるゲームの話で終わるのは何故だろう。
まあ。 萌えを探す日々ということで。
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