サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
あーが入院している間に、みーの精神状態が悪化した。
指しゃぶりに始まり、夜中寝ている最中にいきなり大声をあげ、手がつけられないほどになった。食事の時は僕の膝の上に乗せ、口まで持っていってあげないと食べない。2階への昇り降りはおんぶ。
退院して再び家族揃うようになってから、僕もママもできるだけみーのことを中心に可愛がるように努めたが、2週間たってもほとんど変わらない。朝、幼稚園に行かないとゴね、帰りは帰りで、みんなが見ている前で地べたにひっくり返ってジダバタと泣き叫ぶ。ほんとに、こんなことになるなんて思いもよらなかった。入院で家族がばらばらだったことが、こんなに大きなストレスになっていたのかと思うと、可愛そうで泣けてくる。先生に幼稚園での様子を聞いても、特に変わったところはないという。我慢するところではしているのだ。
教会の友達に相談したところ、「お母さんと2人きりの時間を作ってあげたら」とアドバイスされた。そう言えば、いつもあーはいるもんな・・
月曜日、かいが学校に行っている間しかないので、幼稚園は休ませ、僕も半休をとってあーを引き受け、ママはみーを買い物に連れ出すことにした。
喫茶店に入って、みーに選ばせたケーキを一緒に食べ、百円ショップで自由に買い物をさせた。髪飾り、笛、はさみなど。1時間ほどしかなく十分ではなかったと思うが、それでもうれしそうに帰ってきた。「きょう、ママはみーちゃんのとくべつなひだったんだって。」 そして「もうみーちゃんのとくべつはしなくていいから、こんどはおにいちゃんといっていいよ。」とママに言ったという。
その日は夜まで穏やかで、ゴねるのもなく眠ったという。夜中の大声もなかった。そして今日は、「きのうあえなかったから、せんせいにあいたい」と言って、幼稚園に行ったのである。
子供って、僕ら親の行動のしかた一つで、こんなにも、良くも悪くも影響を受けるのか。なんて繊細な存在なんだろう。そして、なんて親とは責任の重い役割だろう。神様、僕らの欠けたところを、どうぞ補ってください。
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