サズカリ  おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)


2004年10月11日(月) かい最後の運動会

日曜日は幼稚園の運動会だった。初めは、運動会が終わってから夕方の礼拝に行こうかとも考えたが、「日曜日は教会で礼拝」という原則を教え込むことが大事だと考え直し、近くの教会の子供礼拝に出てから行った。

事前に「かい、日曜日に教会と幼稚園と両方あったら、どうする?」と尋ねると、「きょうかいにいく!」「運動会に遅れて行っても、かいは大丈夫かな?」「だいじょうぶ!」と明快に答えてくれたのも、勇気づけられた。親の期待する答えを先取りして言ったのかも知れないが、であればなお更、原則を守ることに親が迷いを見せてはいけない。行くことにしてよかった。行ってよかった。神様は、運動会も祝福してくれた。

「鼓笛隊ごときで泣けるんだってよ」との事前情報どおり、鼓笛隊ごときで泣けてしまった。かいはというとタンバリンで、ウンチャッチャッチャ、ウンチャッチャッチャ、とやっているだけなのに、なんだか目がジーンとしてしまったし、バトンの女の子がとても見事で、「この子のお父さんたち、うれしいだろうな」と思ったら、さらに目に熱いものが。うーむ、弱いな、僕も。

年長男子による「組体操」。3人一組、6人一組などになり、扇形、ピラミッド、菊の花などなどをこなす。近めでビデオを撮っていたママが感動で潤んでいたが、かいはそれを見ながら「おかしくてわらいだしそうだった」そうだ。ははは。

午前中の目玉、親による仮装行列。ママもすごく熱心に準備していたのだが、できは悪くなかっただけに、実際のお披露目が30分もないのがやや虚しい。

僕は、ママがその仮装やらかいの介添えやらでママ軍団と行動しているため、あーとみーを引き受けていた。あーをおんぶ紐で背負っているのに、みーが肩車を要求してくる。勘弁してくれ。

そして運動会のトリを飾る、年長組リレー。いよいよ、かいの運動会の見納めだ。そのしばらく前から、会場がそわそわしているように感じる。なんだ、この期待感は。すごくワクワクするぞ。自分が子供の頃には決して感じなかったこのそわそわ感。「運動会が楽しみ」という経験を、かいがさせてくれている。ママは連日練習を見学していたので、武者震いまでしている。
「ビデオ、どっち撮る?」
「僕は、この眼でみるぞ、絶対。」
「じゃ、あたしが撮るね。」

年長女子はわがすぎ組がなんと1位。ラスト2人でトップに立つという手に汗握る展開で、また目が潤む。

そして男子が始まった。僕はおんぶと肩車で踏ん張りながらトラックを見つめる。2走目で5クラス中4位に落ちたまま、7走目のかいまで回ってくる。「つぎ、かいくんだ!」みーが叫ぶ。いけーーー!!!お、お、いけそうだ、おおお、並んだ、かい、いけーーー、おおおおおお!抜いた、抜いた。抜いたぞー! かいは、1人抜いてバトンをつないだ。やったな、かい。

結局、その後1人抜いて、すぎ組男子は2位。やはりたけ組にはかなわなかった。でも、なんてすばらしいんだ。子供の真剣な姿、プラス、走るの大好きでおまけに速い我が子。ずっしりと重い肩などぜんぜん気にならないほど、僕は感動していた。どうもありがとう、かい。

家に帰って、さあ、あの雄姿をもう一度、とビデオを再生してみたが・・・・興奮したママが撮っていたビデオは、まともに子供たちを捉えてはいなかった。子供が画面の端に消えて行っても全然追っかけていない。かいの抜かしたところも見えない。まあ、仕方ない。この眼で見たんだから、よしとしよう。しかし・・・全然だめならともかく、見えそうで見えないのはすごく悔しいな。


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