サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
目次|前へ|次へ
うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
我が家の夏休みメインイベント、相模湖ピクニックランドにある常設テントでのキャンプに家族で行ってきた。1泊2食の他に、プール券と遊園地の1日乗り放題券がセットになっている、お得なパックである。
着いてすぐテントを確認。結構広い。持ってきたシートやマットレスを並べる。テントに泊まるのは初めてで、子供たちも大興奮である。その後、プールに入って1時間半遊ぶ。「そろそろ4時か・・・遊んでお腹も空いたし、おやつ抜きで食事に行こう。」ということで、食事の場所に向かう。それにしても、受付で「夕食は3時半からできますから」と言われたとき、もっと早く気付くべきだった。なぜそんなに早い時間からやっているのか。
普段なら、遊びに行くときは事前にインターネットや雑誌で下調べしてから行くのに、今回はしなかった。しかし、「これが道具です」と渡された巨大なカゴを見て、唖然としてしまった。薪・・? 飯ごう・・? いや、キャンプなんだから当然と言えば当然なのかもしれない。が、チケットには「ローストチキン」と書いてある。よく牧場なんかでやっている、施設内でのバーベキューみたいのを想像していた。自分で炭火を起こすバーベキューだって、教会とかグループではやったことはあるが、家族だけではない。あっけに捕らわれる僕とママにお兄さんは言う。「説明は係りの者がしますんで。」そして係りの人いわく、「作り方はこの紙に書いてありますんで。」・・おいおい。
でも「おとうさん」だもん、やりましたよ、何とか。薪はよく燃えてくれたし、ママも小学校以来という飯ごうでの米炊きをがんばった。米を少量こぼしたので係りの人に「こぼしちゃったんだけど」というと、再び家族分くれたので、都合2回分で火加減の練習ができた。出来上がった1回目の飯ごうは、どろどろ。「次はもっとうまくできるよ。」と言ったら、かいが「うん、おかゆの作り方、わかったね。」・・そうだね。
メインディッシュの鍋は、鶏肉、タマネギ、人参、ジャガイモ、にんにくを並べ、炊く。ダッチオーブンとかいう特別の鍋で、15分熱してからふたの上に薪を乗せてさらに40分熱する。が、子供たちは、空腹とプールに入った疲れもあってだんだん機嫌が悪くなってくる。だいたい、すぐ食べられると思って来たのに、火起こしからやっているのだ。このまま寝られても困るので(というより寝る場所がないので機嫌が悪い)、デザートのアイスを先にもらうことにした。が、このアイスが大きすぎた。40分後、それはそれはおいしいチキンが出来上がった。野菜もホクホクして、上出来。僕とママが満足げに食らっているのに、アイスでお腹が落ち着いてしまった子供たちは、ほとんど食べることなく、その辺を走り回っていた。あーあ、もったいない。残りは弁当の容器に入れてテントに持って帰った。
テントに帰ったのは7時近く。夕食にかかったのは占めて3時間。3時半からやるわけだよ。それに、わかってればプールでも体力を温存しておいたのに。「次はもっとうまくやれるよ」とママと慰め合った。
子供たちもかなり疲れているはずだったが、中庭でやるキャンプファイヤーを見たりして、結局寝たのは9時過ぎ。二人とも「プール、楽しかったねえ」などと言いながら、すーっと眠ってしまった。僕らはその後起き出して、また食ったり飲んだりして楽しんだのだった。(続く)
|