サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
かいはほとんどおねだりというものをしたことがない。もちろん、オモチャ売り場などを通りかかったときに「これほしい」と言ったり、プラレールの部品を要求したことはあったが、友達が持っているオモチャとかをうらやましがって欲しがるということがあまりなかった。しかしそのかいが、珍しく
「ベイブレード、かってほしいんだあ」
とおねだりをした。
「ママがね、パパがいいっていったらいいよって。」
ベイブレードは、我々の時代のベーゴマを派手にしたような対戦型のオモチャで、随分流行っているらしい(すでにピークは去ったという話も聞いたが)。そんなに高価なものでもないらしいし、駄々をこねるでもなく、健気なねだりかただったので、年中に進級するお祝いをかねて買ってあげることにした。
買いに行ったママは、売り場であまりの種類の多さに10分くらい呆然とした挙句、買いに来た少年の親子にアドバイスを受けながら、何とか2つ買ってきた。1つ買えばいいと思っていたら、「あのう、これは対戦するのが重要ですから、最低2つはないと・・・」と言われたらしい。組み立てるのは僕の役目で、とても名前の覚えられないたいそうな名前のパーツをプラモデルのように組み立ててコマを作る。それに、なんなんだこのシールの細かさは・・・。
かいの喜びようといったらすごかった。セレナに勝るとも劣らず興奮し、夕食もそこそこに僕に対戦を求める。なるほど、やってみて、1つだけだと意味がないことを納得。1時間くらい付き合わされた。
しかし・・・夢中になるのはわかる。が、これまでかいは、幼稚園でもブロックで「ベイブレード」を作って回したり、うちでもお皿を回したり、それなりに創意工夫で乗り切っていたらしい。それはそれで健気だし、だから買ってあげたらいいというのも一理あるけど、かいはそんなふうにして、レゴで何でも作る。子供の創造力って、そういう力があるんじゃないのかな。ベイブレードみたいな出来合いのオモチャも魅力的ではあるが、幼稚園くらいの年代なら、まだまだ子供の素晴らしい能力を生かした遊びがあるんじゃないかとも思える。かくして、オモチャの与え方も、なかなか難しい。
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