サズカリ  おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)


2002年10月04日(金) ハナ吸いの恐怖

みーが手を振りながら歌っている。

「おばいててててして だこしておぶしてだだした」

例によってかいに聞く。

「かい、みー何歌ってんだ」
「げんこつやまのタヌキさん」

うーむ、そう言われれば手の動きがそれっぽい。


ところでみーは先週からカゼでハナが出ている。じゅるじゅるとハナを鳴らされると、こっちも鼻の奥がむず痒くなってくる。もう2歳なんだから自分でかめてもよさそうだが、ティッシュをあてがうと逆にズズッと吸ってしまう。そこで当然、親がハナ吸いをするわけだ。

ハナ吸い器という道具がある。小ビンから2つチューブが出ていて、ひとつは子供の鼻に入れ、もうひとつを親が吸い込むのである。ハナは小ビンに溜まり、吸っているほうには流れ込まないように工夫されている。便利なものである。

しかしこれは、親は便利だが子供にはすごく嫌われる。ハナ吸い器を目にしたとたんに暴れ出すみーを羽交い絞めてヘッドロックし、吸い口を鼻に密着させなければならない。

みーはじゅるじゅるしながら懸命に

「やべでー! やべでー!」

と泣き叫び、何とかして逃れようとする。窓を閉めておかないと、虐待だと思われかねない。それでもみーのために、やらねばならない。

あるとき、どんなものかと思ってママにやってもらったことがある(このときはママの愛を感じた)。痛いとかじゃなくて、脳みそが吸い込まれていくみたいだ! これは恐い! 

以来、ハナ吸いするときは「ごめんね、ごめんね」と謝りながら、終わった後はしっかり抱きしめてあげるようにした。そして小ビンを見せながら「ほーら、こんなにバイキン吸えたよ。鼻きれいになったよ。」と言うと、涙目で「んー」とうなずくので、わかってくれていると思う。・・・たぶん。


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