感想メモ

2017年01月08日(日) 古書カフェすみれ屋と本のソムリエ  里見蘭


里見蘭 だいわ文庫 2016

STORY:
カフェ部分をすみれが、古書店を紙野が受け持つということにして始めた「古書カフェすみれ屋」に来るお客さんの人間模様。

感想:
 自分の店を持つことを目標に修業を積み、本に詳しい紙野とともに古書カフェすみれ屋を開店したすみれ。

 アメリカに留学したときに学んだメニューを中心に、どの料理も素晴らしく人気になる。

 その人気を支えるのは、古書店を任されている紙野も同様で、彼はカフェのお客さんが悩んでいると、その人にピッタリの本を選び差し出す。

 それを読んで、事態が進み出す…という展開のお話。連作短編が5本だけれど、どの話もつながっていて、すみれと紙野の仲もこれから発展していくのかな?

  続編があってもおかしくないような作りだった。

 紙野が勧める本もなかなか面白くて、少し読んでみたいな…と思うものもあったけれど、古書なので、入手が難しい物もあるのかな?

 料理もどれもこれもおいしそうな描写。ただ、自分にはどんな味かがあんまり想像はできないんだけど。あとこういうカフェって案外お高いので、週に1回以上利用できる人ってやっぱり余裕あるのかなーとかつい思ってしまう…。

 カフェの経営についても少し学べる感じなので、カフェ好き、古書好きな人にはおススメかな。


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ゆうまま [MAIL]