荻原浩 角川書店 2015
STORY: 新しい勤め先の仏壇などを売る会社はブラック企業。彼女にも出て行かれ、潤はうつ状態で、死ぬことばかりを考えていた。ある日、縁日で金魚を買うと、その金魚が美女になって現れ…。
感想: 潤が勤める仏壇などを売る会社はブラック企業。確かにその実態はすごくて、やめたくなること間違いなし。
自暴自棄になった潤が1匹の金魚を獲って持ち帰った日から潤の運命が変わる。
金魚が美女になって現れ、死者が見えるようになり、その日から今まで全く売れなかった仏具が売れるようになる。
そして、潤は金魚にリュウという名をつけ、リュウの過去の因縁を知るようになり…。
なかなか面白い話だったけれど、リュウの過去の話が結構グロくて、うわぁ…って思うところがあった。
潤が次第に立ち直っていく様子も違和感なく描かれていてよかったかな。
|