感想メモ

2007年07月15日(日) DEATH NOTE 全12巻+1巻  大場つぐみ/原作 小畑健/漫画


大場つぐみ/原作 小畑健/漫画 集英社

 映画化もされていた『DEATH NOTE』を読む。これは高校生の夜神月(ライト)が、死神が落としたDEATH NOTEを拾ったことから巻き起こるサスペンスである。DEATH NOTEに名前を書くと、名前を書かれた人は死ぬ。死因などもある程度は操ることができる。月はこのノートを使って自分の理想の世界を作ろうとするが・・・。

 これは漫画か??と思うほど、字が多い。だから、1冊を読むのに1時間くらいかかることもザラで、おまけに内容がすっごい複雑で難しくて、頭が悪い私にはついていけない部分もあった。

 ちなみに本編は12巻までであるが、13巻は登場人物のデータ集や漫画家と原作者の対談などが収録されていて、こちらも興味深い。また巻末に『DEATH NOTE』の番外編も収録されている。

 以下ネタバレあり。

 月の理想とする社会は、悪人は殺してもよく(いる必要はなく)、善良な人々が暮らしやすい社会である。確かに殺さなければわからない凶悪犯人などもいるとは思う。政治家などにも悪いことをしている人だっているだろうし・・・。ただそれを殺してもいいという月の考え方は、やはり段々ゆがんでくる。最後には、自分がその社会の神になろうとし、自分を過信しすぎてしまう。

 多分月がこのノートを手に入れなければ、それこそ日本のために警察に入ってよいことをしたのではないかと思う。私が一番好きな月は監禁され記憶を失ったときの月。本来の性格はこういういい奴なのだと思う。でも、ノートを手にし、人を殺し続けていくうちに、人を殺すということの罪悪感も薄れ、追跡劇もただの勝つか負けるかのゲームとしてしか見られなくなっていく。

 何かもう少し違う方向に行けばよかったのになぁ・・・とも思う。もちろん月は倫理的にはいけないことをしているのだが、こうした世界を作りたいという気持ちは非常に理解できる。ノートがなくなった途端、人々は前のように悪いことを悪いとも思わずやるようになる。それがまたリアルで考えさせられてしまうのである。

 月の最期は多分こうなるのであろうと思われた最期だったので、納得ではあるが、その他の人が気になる。特に月を好きだった海砂(みさ)はバカだったかもしれないけれど、明るくて楽しくてとても好感が持てただけに、最後どうなったのかが描かれていなかったのが残念だった。

 やっぱり私はキラよりだったのかなぁ・・・。でも、自分はキラのようには絶対になれない。ノートがたとえ落ちていたとしても、拾わないだろう。

↓映画版『DEATH NOTE』


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