感想メモ

2007年01月18日(木) 神の手(上)(下)  パトリシア・コーンウェル


パトリシア・コーンウェル 相原真理子訳 講談社文庫 (2005)2005

STORY:
ベントンは凶悪犯罪者の心理を研究するプロジェクトに携わり、ケイとは離れて暮らしている。マリーノはよそよそしくなり、ルーシーからの連絡もない。そんなある日、マリーノに不気味な電話がかかって・・・。

感想:
 久しぶりにパトリシア・コーンウェルの検屍官シリーズに手を出してみた。2005年の初めに出た多分最新刊。やはり何だか違和感が・・・。

 多分三人称が物語に入り込めなくさせている原因のひとつだろう。最初の頃のようにケイの一人称の方が、やはり物語に入り込めるし、違和感がない。

 それから、狂信的な犯罪者の心理描写があって、残虐なシーンが結構あり、それが辛い感じだ。本だからあまり想像しないでそういうところは飛ばしているが・・・。

 以前のような面白さを求めるのは無理があるのか。それでも、このシリーズの人間関係がどうなっていくのかは興味があって、つい読んでしまったのだが。

 それにしても、アメリカだからなのか、何なのか、ケイの周りって敵が多い。恨まれやすいタイプなのか・・・? お金があったり、スタイルがよかったり、仕事ができたりというスペシャルな人間をねたむ人が多くて、いつもそうした人からの妨害を受けている感じ。そういうのがなければ話が進まないから?

 三人称だと、そういう負のパワーを持った人がケイやルーシーをどう思っているかなどについても描かれているし・・・。

 やっぱり一人称の方がいいなぁ・・・。もとに戻すつもりはないのか? というより、次はまだあるのか?


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