| 2005年12月17日(土) |
あいのうた (ネタバレあり) |
菅野美穂が好きなので思わず見てしまった。
最初の方はすごく感動できるシーンが多かったし、エピソードとかも面白かったのだけれど、洋子(=愛ちゃん)が心を開き始めるところまでだったかも。
玉置さんを不治の病という設定にしている。すでに玉置の前妻も病気で死去しており、3人の子がいる。この不治の病という設定がどうにもこうにも腑に落ちない。
洋子が心を開いていく様子だけを描いてもよかったと思うし、それでも十分ドラマになりえた。なのに、あえて不治の病という設定にした割には、最後に死ぬ場面もなければ、その後はご想像にお任せしますというような感じでうやむやに終わってしまったので、欲求不満だし、なんのためにわざわざ不治の病の設定にしたのか?と思ってしまった。
すでにある素材だけで十分だったのに、不治の病にするのは、何か意味があるのか?と思ったけれど、そうでもないような・・・。確かにひねくれて自殺を考えた人が、「死とは自ら選ばなくても訪れるものだ」というのを悟るにはよいのかもしれないけれど、幼い子供が3人もいて、というのを考えても、もっと幸せなラストになったほうが、ドラマを見ている方としては救われたような気がした。
最初の方は洋子が心を開いていく様子に泣けてたまらなかったけれど、最後は不治の病で泣かそうというのがあざといような気もしたりして、泣けなかった。
最終回は時間がずれているのを忘れていて、途中が見られなかったりしてしまった。でも、あんまりおしいと思わなかったので、やっぱり途中までで私の中では話は終わってたのかもしれない。
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