2005年05月16日(月) |
問題な日本語 北原保雄 編 |
北原保雄編 大修館書店 2004
最近よく使われる、一見誤っているのではと思える用法や、こういう言い方をするのか?ということに対して、明鏡国語辞典を作っている人々(多分)が、文法的、歴史的な観点などを踏まえながら解説を加えた本。
ところどころ漫画が入っていて、その漫画の中になぜか笑いを誘うものが結構あった。
最近こうした日本語に関する本がブームのようである。先日読んだ『ダーリンの頭ン中』は外国語に関する本であったけれど、こういう本よりも自国語である日本語の本の方がどちらかと言うとためになるような気もする。そして、自分の日本語が案外あやしいものであるということに気づかされたような気がする。
解説の中にはやはり文法的な観点のものもあり、そうしたものは、あまり読む気にならないものもあった。自分が興味を持ったところだけを読むのもいいと思う。
ちなみにところどころ例文として出てくる例が非常に現代的な表現で、この辞書を作っている人々はかなり若者言葉を知っているんだろうなーと思った。でも、多分編集している人々はそんなに若くないと想像できるので、なんだかそのギャップを考えるとすごくおかしいような気がした。
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