Bluerの日記

2005年10月04日(火) 313日目の回想

駅で電車を待っていると
ふと自分がホームから落ちるところを想像してしまうことがある。
その一瞬の判断によって、自分は死んでそれで終わりだけど
それ以外の人間にとってはそれは大きな事件になる。
一生忘れられない事件になる。

「もし今死んだら…」と考えた時に頭に浮かぶのは
K君の葬式に参列した時の友達の顔。
震えるようなお焼香の香りと、殺伐とした現実感。
そして棺に収まったクラスメイトの顔。

「また会える」と当然のように信じて通り過ぎた何気ない光景が
まさか別れになるなんて。

今やっと10ヶ月です。もうすぐ1年。
そんなに経つのに忘れられない
彼の死を知らされてからの数日間と、涙。
告別式で感じた深い深い悲しみは消えてなんていなくて
まだうちのどこかでちっとも色あせずに残ってる。

たまに、止められなくて全部を思い出してしまって
やっぱり命は大切だと
例えばどんなに生活の中で役に立たない人間であっても
人は一人で生きていけなくて、関わっている人がいる限り、
その命は大切にしなくてはいけないのだと
_…って、そーゆー言い方すると
_まるで自殺が意味を持ってしまったみたいで嫌ですょね。
_ごめんなさい。
でも本当に実感するんです。
頭じゃなくて心で感じる、悲しみ。

この悲しみまで全部抱いて、
それでもこの人生をできるだけ幸せに生きていきたいなぁ。


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