楓蔦黄屋
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♪ウル ウル ウル トラ ウル ウル ウル トラ ブク。 ♪つかう ひとから しんでくよ。
怖い怖い怖ーーーーい!!インテル怖ーーーーい!!
というわけで皆様こんばんは。気分はいつでもフレッシュマン、ミニッツメイド・グリコです。 上の替え歌に意味はありません。
先日、ナボコフの「ロリータ」を図書館で見つけて借りてきました。 (「hontoで買えよこのiPadステマ野郎!」ですって?あらあら、柔軟さが足りないかただこと!) あまりこの手のオタク必修科目教典には手を出したことがないんですが、 見つけちゃったからには一度読んでみようと思いまして。
まだ少ししか読んでないんですが、とりあえず「ハンバートきめええええ!」という 善良ないち市民であれば誰もが抱く、しごくまっとうな感想を鳥肌立てて抱いております。
つーかキミ本当にイケメンかね?自称イケメンの「言うほどじゃない」は定石中の定石なんだが実際どうなのかね? 案の定まんまと嫁に浮気されて、はらわた煮えくりかえってんのに 「じゃ、荷物持ってくんで」って間男にまでーほいほい家ん中踏み込まれても何もできなくて、 それどころか「トイレに尿と吸殻ブチ込まれて流さない」っていうイヤがらせまでされたのに 「きっと彼は流水音がうるさくないように気を遣ってくれたんだ!」っていう そんなわけねえだろ感も甚だしい解釈で自分をおさめて、 嫁と間男が出てってしばらくしてからやっぱり怒りが再燃して追いかけてみるも 当然見つけられずに「うん、見つからなくてよかった、きっとケンカしたってぼく負けるもん」という 強がりなんだかもよくわからない捨てゼリフを吐く……って うわあシンパシー感じるう!その残念すぎる思考と行動パターンにものすごくシンパシー感じるうー!
……あーびっくりした。こんな形でまさか主人公に共感するとは思わなかったよ。
まあ彼の場合、「自身の性癖は社会的に糾弾されても釈明の余地なし」という自覚による呵責を抱えているから卑屈なんでしょうが、 ならば彼に共鳴しちゃった私はいったいどんな呵責を抱えてるってんでしょうか。 …いやいい。知りたくない。 「幼少期のトラウマによりガチロリと成す」に匹敵するほどの闇が自分に潜んでいるかもしれないなんて思いたくない。思いたい奴がいるかってんだコンチキショウ。こちとら江戸っ子だぜ。違うけど。
とりあえずハンバートはイケメンじゃないと思う。こういう人イケメンて言わない。
さてこの解釈が合ってるかそうでないか、続きを楽しみに読みたいと思いますルルルー(心にフタ)。
※追記※ いま読み直してみたら、どうやら↑ではハンバートの行動と回想をごっちゃにして読んでた部分があるので解釈もクソもありませんでした。
楓蔦きなり
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