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■ 少年ハナビ2
15日の茶会に参加して下さった皆様、ありがとうございました! いや〜もう10時の開始から飛ばしまくりました。 水乃さんいつもの如く下ネタエロネタを恥じらいつつも、煩悩には替えられなかった模様(笑) 学園パロであるお題を出したところ、皆様が素敵に食いついて下さるから、予想以上の萌えネタがすごかったです。 そこはかとなく匂わせた文章から、その先の展開を妄想する…まるで頭脳戦をしていたようです。 タッパーに溢れんばかりの萌えを、ご馳走様でした! 皆で共有したこのネタは、ぜひ二次創作作品で昇華して欲しいな〜とこそこそ期待してます。 またぜひ遊んでやって下さいませ〜v
え〜そして、すいません。 16日の少年ハナビネタは、茶の寝不足と行楽の疲れがでてPCつける根性はなく…これから、チマチマ書きます。 とりあえず、タイトルだけ〜
『鎖骨』
夏も終わりに近づいた午後。 夕焼けに染まる空の色と、ひやりと冷たくなった風の香りに包まれ、少年はブルリと頭を一振りし、大きく息を吐き出した。
「ハナビ…そろそろ、お夕飯だから…」
少女の柔らかな声が、控えめにハナビの背へ掛けられる。
「ああ…姉さん。もう少しやったら行くよ」
ハナビは、型の稽古をして乱れていた呼吸を整えて、縁側で佇むヒナタへ微笑み返す。
「服が汗でビッショリだよ? お風呂を沸かしてあるから、汗を流していらっしゃい…」
根をつめて修行する弟に、ヒナタは、心配そうに眉を顰めた。
「大丈夫だよ。これくらい…まあ、たしかに濡れて気持ち悪いけど…」
ハナビは、汗を吸って重くなった服を摘まんで、軽く肩を竦めた。 このまま手で絞れば、水気を含んだ布からたっぷりと汗が滴り落ちそうなぐらいだ。
「あ〜このまま廊下を歩いたら、マズイかな?」
小さく唸ったハナビは、ふいに摘まんでいた自分の上着の裾をしっかり掴むと、グイッと勢いよく上へ持ち上げた。
「ハ、ハナビ! そんなところで、脱いじゃー!!」
顔を真っ赤にしたヒナタの唇から、小さな悲鳴があがる。
「あ、ごめん。結構汚れていたからつい…この方が、楽かな〜って」
汗で絡みつく服をスポンと頭から脱いで、ハナビは上半身裸のまま、きまり悪げにヒナタを見返し、照れ笑いを浮かべた。 まだ歳若い、少年特有の線の細さはあったが、ハナビの肉体は日々の鍛錬で鍛え上げられていた。 細身だけれど、引き締まった腹筋と、年を重ねる毎に厚くなる胸板。 まだまだ子供だと思っていた弟の成長した姿を、眩しいほどまざまざと魅せられる。
「もう! いくらお家だからって、そんな格好で外にいたら風邪をひいちゃうよ!」
頬を赤らめたまま、プンと怒ったヒナタが、ハナビの服を受け取りに庭へ下りてくる。
「はい。ごめんなさい」
ハナビは、叱られた子犬のように身体を丸め、愁傷に項垂れてみせた。
「…ハナビも、頑張ってるんだね」
ふと、ヒナタが感慨深げに呟く。 薄紫の瞳が、どこか月日の流れを惜しむように…寂しげに光った。 弟を溺愛する姉としては、ハナビの成長は嬉しいけれど、複雑な心境だ。 ヒナタの白い指先が、すうっと上げられ、弟の姿を確かめるように影を辿る。
「くすぐったいよ…姉さん」
愛撫するように身体の輪郭を辿るヒナタの指を避けるでもなく、ハナビは困ったように口元を綻ばせて苦笑する。
「やっぱり、こういう処の線はまだ細いね…」
ヒナタは、ハナビの顔を包み込むように手を添え、頬を撫で首筋を辿り…ツイッと、華奢な鎖骨の線を指の腹で撫でる。
「流石に、首までは鍛えられないって。まあ、姉さんが筋骨隆々なのがいいって言うなら、頑張るけど…」
「う〜ん。筋肉質なハナビは、ちょっと想像できないよ。…ハナビ。あんまり急に大きくならないでね?」
真剣に筋肉の鍛え方を考え込むハナビに、ヒナタは目を丸くして首を傾げてみせて、クスリと笑みを零した。
弟の全てを余すトコロなく独占していたい…。
些細な姉の我侭を、素直に受け取る弟に、ヒナタは、罪深い想いを秘めた願いを咽喉の奥へ飲み込んだ。
* * *
え〜禁断きましたか。 っていうか、読んでしまったソコのお方引いてます? 引いてますよ…ね…へ、へへ…(遠い目) ごめんなさい。 ウチとこの少年ハナビは、こんな感じになりそうです。 っていうか、冬受かったら、マジで禁断スレスレの少年ハナビ本出すつもりで、今からコネタでキャラ性格を掴んでおかねばあ!! こんな感じでもOKという方いらっしゃれば、ぜひ声援など頂ければ幸いです。
拍手パチリありがとうございます。
2007年09月17日(月)
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