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■ コネタ
忘れないうちにネタ投下〜ホムペのページ作って更新する時間は、ナイ模様。
キバハナだよ。そして、下ネタだよ(プッ)
* * *
その日、ハナビは初めてキバの部屋に招かれて、勧められた座布団にちょこんと行儀よく座ってキバを待っていた。
「ワリィ、ハナビ! ドア開けてくれ」
ボンヤリと『男の子』なキバの部屋の様子を眺めていたハナビに、ドア向こうの廊下から、両手が塞がっているらしくキバが声をかけた。
「はーい。お構いなく…って、言ったのに。……キバがコレ用意したの?」
トテトテと足音軽くドアへ駆け寄ったハナビは、可愛らしく笑顔で迎えた視線を、キバの手元に移した途端にクルリと丸くした。
「あ〜オレが用意したのは、飲みもん(1ℓのペットボトル)だけだぜ? 後は、母ちゃんと姉ちゃんが…(後で、さり気なく部屋の中の様子を見にこようと)用意してたヤツ…(ウザイので、先に持ってきちまっただけ)」
「わあv でも嬉しいv このケーキ、ハナビの好きなバナナが入ってる♪」
ハナビは、キバの手元に顔を近づけると、獲物を確認する子猫のようにクンクンと鼻を鳴らして、嬉しそうに眼を細めた。
「っんとに、甘いもの好きだなオマエ。全部やるから、とりあえず座れよ」
両手が塞がったままのキバは、今にもじゃれ付きそうな少女の様子に苦笑して、背後を気にしつつさり気なくハナビを部屋の中へ促した。
* * *
「あま〜いv」
ケーキを一口食べる度に、ハナビは、ニコォ〜〜と満面の笑みで舌鼓を打っていた。
「よく食うな…そんなに食ってデ…胸焼けしねーの?」
そんなハナビの食欲旺盛ぶりを、向かい側に座ったキバが呆れた様子で眺めていた。
「…育ち盛りだもん。それに、甘いものは別腹っていうし♪」
キバの呆れる視線を意に介さず、ハナビは、唇についた生クリームを、舌先でペロリとキレイに舐めとる。
「それよりキバ…さっき部屋の中を見てたら、コンナモノが出てきたんだけど……」
ご馳走様でした…と、カラになったお皿の前で行儀よく両手を合わせてから、ハナビは、徐にキバの顔を真正面から正視した。
「……な、なんだよ」
唐突にハナビの鋭い視線を受けたキバは、何故かヒヤリとした予感を察知して、タジタジと逃げ腰になりつつ返事をした。
「……コレ」
落ち着いた様子で、スッ…とハナビに差し出された品物が視界に入った瞬間、キバの嫌な予感が的中した。
「オマ! どこで見つけた! っつか、人の部屋の中を家捜しすんなって!」
「別に…ちょっと白眼使ってたら、たまたま隠してあったのが見えちゃっただけだもん」
素知らぬ風にパラパラとページを捲り出すハナビの手から、キバは、慌ててエロ本を取り上げた。
「バカヤロ…見るなよ」
今更捨てるコトも叶わず、キバは、年上らしからぬ動揺をあらわに、顔を真っ赤にして自分の秘蔵エロ雑誌を握りつぶす。 (こんな事なら、シカマルかシノにでも押し付けておけばよかった!) 心の中で、ひたすら後悔の雄たけびをあげるしかないキバが、見つけられた本の内容が内容だけに、ハナビを叱るに叱れずにいると、
「……男の人って、みんなこういう本に興味あるわけ?」
キバの泣き言を他所に、ハナビは、呆れたように口元を歪め、胡乱げな表情でポツリと疑問を投げかけてきた。
「まあ…普通だろ…これくらい…」
なんとか年上の威厳を保とうと思うものの、取り繕う余裕もなく、キバは素直に一般男性のこういう本所持説を肯定した。
「……まさか、ネジとかも持ってたりするのかな?」
ハナビは、胡乱げな表情はそのままに、ボソリ…と呟く。
「ま、まあ…ネジだって、それぐらい読んだりするんじゃね?」
「ふうん…そう…」
キバの答えに、ハナビは微かに鼻を鳴らして苦笑した。 苦笑? …否、その鋭いまでの視線の中に、凍りつくような光りが……。 怖いほど眼が笑っていない。
「汚らわしい! ハナビの大切なヒナタ姉さまの傍に、そんな外道はいらないわね!」
「ハッ、ハナビ!?」
キバは、突如として怒りのオーラを纏ったハナビの勢いに呑まれつつ、ネジの窮地を招いた事実に思い居たり、再び蒼褪めた。
(ネジ! 悪い! 巧く隠しておけよ!)
* * *
後日談…
その後、鬼の首を取ったが如くハナビが、ネジの部屋を白眼で探索したものの、ソレらしい品物は発見できなかったとか何とか…。
エロ雑誌等の視覚的な刺激を求める単純なキバとは異なり、ネジは、妄想をフル回転させる小説派で、尚且つ冊子が目立たないのをいい事に堂々と本棚にしまっておくタイプだといい…(私的見解) だって…ネジきゅん攻め時だと、きっと言葉攻めでヒナたんをいじる…げふんごふん
2006年06月16日(金)
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