日々の呟き
水乃



 悲恋という名のコネタ

少年ハナビの妄想設定ダダ漏れ中です。


 * * *

決して、誰にも気づかれてはいけない秘めたる想いがあった。
その切ないまでの気持ちに名を与えるならば『恋』にも似た感情だったかもしれない。
誰よりも近くにいて、心許せる相手だというのに…その言葉を口にするコトは許されない。
さりとて、心の内に秘したままでいるコトも苦しくて…いつしか私は、互いを傷つけるしかない偽りの言葉を吐き出す。

 * * *




「……姉さん?」

脱ぎっぱなしの上着を取りに戻ったハナビは、夕暮れ時、道場の片隅に佇む姉の姿を見つけ、怪訝な面持ちでそっと声をかけた。
こちらに背を向けていたヒナタは、ハナビの呼びかけに気づかないのか、俯き加減で物思いに耽っている様子だった。

「……何を…」

何をしているのか…と、問うハナビの声は、ヒナタの手元に握られた上着を見た途端に途切れた。

細い指先が、艶かしく布地のカタチを辿り、恭しくも愛し気に彼女の胸へ押し抱かれる。
薄っすらと微笑みを浮かべた柔らかな唇が、言葉にならない声で何かを呟いていた。
薄紫色の瞳が、うっとりと夢見るように細められ、微かに浮かんだ熱っぽい光りを静かに隠した。

「姉さん……」

ハナビは、その光景に…気づいてしまったひとつの事実に愕然とした。
けれど、その衝撃はあまりにも芳しく…甘い…痛みだった。




 * * *


て、唐突すぎるんですが、メモなんで許してくだちゃいませ(汗)
脳内で妄想したハナヒナですが、水乃さんの場合、意外とハナ←ヒナ傾向が強いのです。
そこに、ネジも微妙な立場で絡んできて…三角関係万歳です。





拍手パチパチありがとうございます(ペコリ)

レス<凪しゃんへ
 メッセージありがとうござりまするv
よっしゃ〜こっちにコイコイ! そして、少年ハナビで妄想しましょうぞ!
ネジヒナでシリアスの書けない私ですが、ハナビが少年ならば、うちのネジ兄さん(ギャグ担当&不運な星の下僕)でも一味違った雰囲気で、話が出来そうです。
とはいえ、SSにするまでコネてられない旬なネタなので、走り書きで日記に投下しちゃってますが(苦笑)





2006年05月25日(木)
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