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2004年09月12日(日)  

「深く生きていれば何かの役に立つ。」
「ちゃんと選んで生きていればきっと最後に笑える。」
そんな内容のことを言った人々は何人居るだろうか。


深く生きてたって笑えない人はいる。
深く生きてなくったって笑ってる人は居る。

どんなにユメを叶えたくたって
向き不向きがあって
才能や能力があって
現実はそうも簡単にはいかない様だ。
だってユメと現実がかけ離れていれば笑えない。


あたしには努力するという能力が足りないみたい。
ユメばっか語れるほどもう若くはないけど
いつまでたってもユメばっか語ってしまうもの。
「こうすれば、こうなる」とかそういう因果関係も解ってるけど
やっぱりあたしは努力するのが苦手。

「解ってるなら努力すればいい」
他人はそう簡単そうに言うけど
流されやすいあたしにはとても大変なこと。
でも真っ向から諦めてるわけじゃなく
初めはちゃんと努力しようとしてるんだよ。
だたそれが長続きしないだけで。
長続きしないから結果として努力不足になるだけで。
あぁなんか言い訳がましいな。

でもそんなヤツはどうやって生きればいい?
我儘言って道を選ばずに流れに身を任せておくべき?
努力できないのなら道を選ぶ権利なんてない?





喧騒から逃れようと思った。
もう泳ぎたくないと思った。

泳ぎ疲れた魚は底の方に沈んでいった。
ひっそりと静かに沈んでいった。

深さを増す毎に
視界は悪くなって
何も聞こえなくなって
見えない力がかかるようになった。

その力はあまりにも強かった。
魚には耐え難かった。
でももう浮上するほどの力も
あの世界への望みもなくて
魚は悩んだ。

悩みながら更に深いほうへと沈んでいった。



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