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平沢進「点呼する惑星」 - 2009年04月16日(木)


平沢氏の3年振りになるという「インタラクティブライブ」に初参加してきました。
@江戸川総合文化センター。

今敏監督の10年来のファンのわたくしは、映画「千年女優」で平沢音楽と出会いました。
が、曲は聴けども、公式サイトも2度ほどCDを買いに行ったきりで読んだこともなく、なんか面白そうな人、くらいの認識でした。

今回はe+がプレオーダーのメールを寄越したので、「この人ライブやるんだ! でも初めて案内来たし、そんなにやってないんじゃ? 1回くらい見たいなあ」てな感じでチケットを取り、その後も特に調べることもせずライブ前日になってアルバムタイトルのツアーだったことが判明し(……)、予習ゼロ!で挑みました。

そしたらね。
インタラクティブライブ、だったんですよ。
びっくりした(笑)

いつもは違うかもですが、今回はストーリー仕立てで、分岐に差し掛かると観客のシャウトで選択肢が決まる、という仕掛けでした。
加えてインターネットで生中継して、在宅オーディエンスが謎解きをしてライブに介入、その結果によってもルート(セットリストもストーリーも!)が変わる。
今日はバッドエンドぽかったけど、手塚治虫『火の鳥』の暗い話みたいな、うすら寒い、よく出来たストーリー。
このストーリーも、平沢氏の創作。

そんな面白いものだと知ってたら、3日ともチケット取ったのにー!!
……いや、いま繁忙期なもので、当日券我慢して帰ってきましたが(泣)
明日はネット参戦したいけど、職場ではマズいよねえ……。

勿論、そんな仕掛けがなくても素晴らしいライブでした!
生歌、迫力!! なんて才能に溢れた人なんだ。
わたしがだいすきなパターンだ(笑)

ディープなファンが多いイメージだったので客層が心配だったのだけど、予想外に男女半々。年齢層はちょっと高め。
コミケ3日目みたいな男性陣と小綺麗なお姉さんが不思議に入り交じったオーディエンスでした。
でもみんな共通してオタクのにおいがした(笑)

それを証明されたのが、帰りのタクシー。
いきなり運転手さんに「素晴らしかったみたいですね、幻想的で」とか話しかけられました。
会場が駅から徒歩15分というビミョーな距離だったので私で4往復目だったそうで、みんなファン歴や演出や今敏監督がいたことなんかを披靂したようでした。
……1メーターの間に!(笑)

×××

追記。
翌日、職場でデスクにCDを置いていたら「誰このオッサン」とキャプテンが。
平沢進さんですよー、と言ったら、「おお、長州力!」って(笑)
#入場テーマを別名で作曲しているのです。

どのジャンルでもマニアってすごいと思いました。
 


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