forget me not - 2003年06月04日(水) 祖母の膨大かつ雑多な遺品の中に、何十年前に買ったのかも定かでない新品のパンティストッキングが数枚あった。 イマドキの物のようにサポート機能などついてはいないから、履き心地としてはなんだかスカスカしてよろしくないのだけれど、上品な花の香りが織り込まれていて、高級志向だった祖母らしい品物。 花の香りは何度洗濯しても薄れることはなく、何ヶ月も履いて、ついには傷んで捨ててしまうまで残っていて、見る度に私は祖母を思い出した。 その花の名前は忘れな草。 ちょっとよく出来た話でしょう? ...
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