このところめずらしく時間があるので、周防正行監督の 「それでもぼくはやっていない」のレイトショーをみなとみらいに見に行きました。 周防監督の今までの映画は、ぼくが見たものはみんな喜劇だったのですが、 この映画はとてもまじめでした。 主人公の男性は無実なのに、有罪になっていく過程を見ていて、 ぼくはとてもイライラさせられました。 こんなんじゃ、日本の警察も裁判も信用できないなあ、 と思いながら映画館から出ると、いまどきめずらしい暴走族の大群にでくわしました。 とても整然としていて、統率のとれた集団でした。 おかげで、映画でイライラしたことはしばらく忘れられました。 そして、この映画は笑えない喜劇なのかもしれないな、とふと思ったのです。
★客船と映画と暴走族(3月6日)/友部正人★
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