「もし、彼女がぼくより先にそうなったら、 まず泣きます…一週間。
落ち込んで二週間、その間もお腹は空くから ご飯は食べるし、お風呂にも入るし、 うんこもする…
そして久しぶりに散歩に行きます。 人混みに行っても、誰もぼくの胸に ぽっかり空いた空洞のことは知らない。
道行く人の中にも、 きっと同じような人がいますよね。 でも僕は知らない。
半年もしたら普通に冗談も言うし、 笑ってもいると思います」
「前と同じ日常生活を送るのね」
「はい、同じではないけれど、 似た日常生活を」
「そして別な女の人に好かれたり、 好きになったりするのね」
「かも知れません」
★総務部総務課山口六平太/林律雄 高井研一郎★
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