「不屈の魂 ゆうこときかない祭り」という、インパクトの強いタイトルのコンサートが、 午後2時から、上野水上野外音楽堂でありました。 出演者は遠藤ミチロウ、シカラムータ、ゲタカルビ、友部でした。 ぼくは最初に出て、ソロで3曲、マーガレットズロースをバックに7曲演奏しました。 音楽堂には屋根があって、そのせいで言葉が聞き取れないくらい反響がしたのですが、 ステージの上はとてもいい音で、演奏を思いっきり楽しむことができました。 一番最初にに歌わせてもらったのは、 マーガレットズロースのインストア・ライブが名古屋で決まっていたからで、 ぼくらの出番が終るやいなや、彼らは車で名古屋めざして走っていきました。 「間に合わないような気もするけど」と言い残して。
ミチロウは弾き語りでした。ミチロウはぼくの30年来の友だちで、 久しぶりに会ったら自然にうれしい気持ちになりました。 ゲタカルビの元アナーキーのメンバーとも久しぶりでした。 時間がたつと、会わないでいた時間が、なつかしさのしっぺ返しとなってやってきます。 最後のシカラムータのステージをミチロウやユミと一緒に見ていたら、 Tシャツが泥だらけの、野狐禅の竹原ピストルくんがそばに来ました。 一番前で聞いていて泥だらけになったそうです。 「どうしてここにいるの」と聞いたら、 「友部さんとミチロウさんを聞きに来ました。」と言っていました。
シカラムータの最後で、ぼくは彼らといっしょにビクトル・ハラの 「平和に生きる権利」をソウルフラワーユニオンの歌っている日本語訳で歌いました。 前から好きな歌だったのでシカラムータの人からこれを一緒にやろうと 誘われたときはうれしかったです。
コンサートが予定より早く終わったので、ぼくとユミは打ち上げを辞退して、 川瀬さんの車で、日比谷野音に銀杏BOYZを聞きに行きました。 ちょうどアンコールの最中でした。後で楽屋で会ったら、 4曲目でまた峯田君が足をけがしたらしい。痛そうでした。
★9月17日/友部正人★
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