安野モヨコ 同業者は必要以上に避けてたね。
カントクと付き合い始めて私がすごい楽だなって思ったのは、
『女帝』を読みたいって思ってた時にカントクが全巻買ってきてくれて、
しかも「1冊読んでは相手に渡す」っていうのを二人で繰り返して1日過ごした時!
それでもいいんだって思った。
K林 普通の男子とは『女帝』で丸1日過ごせません(笑)。
神村典子 カントクはわかってくれて、しかも買ってきてくれてる。
そして『女帝』がふたり共通の楽しい思い出になって(笑)。
安野モヨコ その後夜ご飯食べに行って二人で「『女帝』にカンパーイ!」って(笑)。
普通の男子と付き合っていたときは、なんとなく相手に「1日中マンガ読んでた」
って言えなくて、「エクササイズしてた」とか軽くウソついたりしてたんだけど(笑)。
漫画浸りな自分に自分でダメ出ししてたんだと思う。
カントクはそのへん気負いがなくて、そういうことを全く隠そうとしない。
そういう意味で自分は不純であったなあと。
K林 カントクは両手ブラリ戦法だったんですね
★オタ嫁座談会★
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