宿題

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2005年01月21日(金) Y字路談義。第13回/横尾忠則×タモリ
横尾 「情の問題を解決しておかないと、『内面の表現』とか言い出すんだよね。

あれもおかしいよね。だって、絵なんて外面しかない。内面なんかないわけ。

生半可な情が出てきて、変なことを言ったり、したりするんですよね」

タモリ 「内面なんて、どうだっていいわけですよね」

横尾 「うん。どうだっていいわけです。

だから、ぼくは『Y字路はフォルムだ』っていうんです。

絵はイメージよりもフォルムが優先なんですよね。人はイメージを優先したがるけど。

フォルムがきちんと描けていな絵はついイメージについて語られてしまうから。

Y字路については、

『夜の風景は、子どものころ懐かしい感じだ』とか、『電気が暗かった時代を思い出す』とか。

谷崎潤一郎の『陰影礼賛』をひきあいに出す人もいれば、

『人生の岐路に立たされている』とか。ほとんど同じことばかり言われるんです。

『消失点が2つある』とかおっしゃる人もいっぱいいるんだけど、

現実のY字路に出会ったときは、そんなふうにはとらえませんよね? 」

タモリ 「みんな、何も言わないっていうことがイヤなんじゃないのかな?」


★Y字路談義。第13回/横尾忠則×タモリ★

マリ |MAIL






















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