できるだけ多くの絵を展示して来館者を途方に暮れさせるか
選び抜いた展示か?
そうなるとプッサンの絵は半分になる
どちらを選ぶ?
両者を融合させるのだ
フェルメールとレンブラントを
同じ部屋に展示すれば来館者は必ず見るだろうが
所蔵品の豊富さを示すべきだ
私が手がけた3階には数多くの絵画が展示されている
プッサンの全作品も傑作ばかりではない
来館者は2時間も回れば歩き疲れるかもしれない
そして”多すぎる”とがく然とする
だが私はルーヴルとは何度でも参照する大きな書物だと思う
だからこそ項目を多くして選択の幅を広げる
観光客のためだけならミロのヴィーナスやモナ・リザを一緒に飾れば彼らは満足する
そうなると歩くのをやめ知的刺激を得ることもない
だからこそ数多く展示したいんだ
★パリ・ルーヴル美術館の秘密/ニコラ・フェリベール★
■調理場も(重い絵を運ぶための)トレーニングジムもあって、 手紙は車とローラースケートで運ばれて、制服はすべてサン・ローランで、 しかもそれぞれの人がドキュメントなのにいかにも!な顔の人ばかりで、 「ここで働く人々は、美術館内で生まれてそこを一歩も出ずに一生を終えるのです」 とかいうファンタジーかと思うような映像がいっぱい。
キレイなところと洞窟のようなところ無機質なところが ぐるぐるつながっていて、DVDを観ている限りでは入ったっきり出て来れない人とかいそう。 と、あと盗難が多い理由もすごくよくわかる気が。
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