サンフランシスコの国際教育センターで働くジャネット・カイザー、
外国人に英語を教える教師です。
以前、ジャネットは、航空学校に通う留学生に、
パイロットになるための英語を教えていました。
それが三年前の9月11日。
ペンタゴンに激突した飛行機に乗っていたテロリストは、彼女の航空学校の生徒でした。
そして、その飛行機の副操縦士は、大学時代のクラスメイトだったのです。
留学生のプログラムはなくなり、彼女は仕事を失いました。
三年がたちました。
いまジャネットは、世界から来た若者に英語を教えながら、
水上飛行機のライセンスを目指しています。
「だいじょうぶ。またいつか、自由な空が戻ってくるよ」
サンフランシスコの灯りの中に、ふっと……亡くなったクラスメイトの顔が浮かんできます。
★灯・物語/ELS教師 ジャネット・カイザー編★
■テレビで観た時は、なんて話を淡々と…ってびっくりしたのに、 今日サイトを見つけて文章で見てみたら、ちょっと印象が。
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